2007年06月05日

別荘地に家を建てるまで(3)

別荘地に家を建てるまで(3)前回はこちら

どういう家にするかといっても、私の場合、「パレット」という、間取りはあらかじめ決められたプランの中から選ぶ住宅なので、新規設計ほど迷うところはありませんでした。ただ、暖炉みたいなものが欲しいな、と漠然と思っていたところ、前回書いた営業の人が「薪ストーブがいいですよ」と。その時まで薪ストーブと暖炉の違いもよくわからなかったのですが、

・暖炉
室内を温めるのは炎からの直射熱だけで、熱量の多くは煙突から排出されてしまい熱効率が良くない。
・薪ストーブ
室内を温めるのはストーブからの輻射熱で、熱量の多くが室内に放出され熱効率が良い。

ということが分かり、薪ストーブの設置を本格的に考えはじめました。
高気密住宅の場合、基本的に換気のために各部屋を密閉させず、屋内のドアには必ず1~2cmのすき間があります。薪ストーブを設置する場合、さらにドアを開け放して暖流がすべての部屋に行くようにして、1台のストーブで家全体を温めてしまうのが効率的です。そこで、吹き抜け部分に薪ストーブを設置して、家全体に熱気が行き渡るようにしました。こうしないと、1階は暖まっても2階がなかなか暖まらない、ということになります。
逆に言うと、吹き抜けに設置すると2階はすぐに暖まっても1階はなかなか暖まらない、ということになり、実際、ストーブをつけても1階はなかなか暖まりませんが、真冬の外気温が氷点下5度位のときでも、2時間もストーブをつけていれば1階でも18度位になります。このときでも2階は22度位なので、比較的家全体が暖まっているほうではないでしょうか。

さて、薪ストーブの設置が決まったら、今度は煙突をどうするか、というのが問題になりました。その話を次回
写真は設置した薪ストーブを、新築後に試しに焚いてみたところです。薪ストーブはピキャンオーブン。下半分が調理用オーブンになっています。薪ストーブ自体についての話は、またいずれ。


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Posted by 安曇野の林の中 at 19:29│Comments(0)家を建てるぞっ!
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